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【2016年11月24日】ドクターX4の第7話のネタバレと感想!

この記事では、2016年11月24日に放送されたドクターX4の第7話の感想について書きたいと思います。


コチラの記事↓

『ドクターX4の第7話のあらすじ(ネタバレ含む)と予告動画を公開!七尾と七瀬の関係は?』

で、あらすじ予想をしていましたが、私なんかの予想を大きく超える内容に感動でした。


今回は、武田真治さん演じる耳の聞こえないピアニストの七尾貴志と、七尾を純粋に思う七瀬由香を知英(ジヨン)さんが演じました。


もう最高の一言なのですが、感想を書いていきたいと思います。


一部ネタバレを含みますので、読む時はご注意くださいね。


それでは早速、ドクターXの第7話の感想を書いていきたいと思います。


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第7話のあらすじ(ネタバレ含む)

第7話のエピソードタイトルは、

『音をなくしたピアニストの命とプライド』

です。


最初に、第7話の(個人的に思う)テーマである「価値観」という観点で書きたいと思います。


若干、重たいというか面倒くさい感じもあるので、単純にドラマの感想を読みたい方は見出しの『ここも見逃せない!』から読んでくださいね。


それではいきます。


さて、今回の第7話は本当に涙なくしては見ることができませんでした。


また、ひとりひとりの価値観の違いというものを、医療ドラマの中で見ることになるとは思ってもいませんでした。


私が一番感動した場面は、七瀬の手術が無事に終ったあたりからすでにウルウルし始めます(笑)


七瀬は屋上で聞こえなくなり始めていた右耳が聞こえるようになり、日常で聞こえてくる車や電車、バスなどの音に感動するのでした。


そして、七尾のコンサートでピアノの演奏を聞いた七瀬が感動の涙を流したことは言うまでもありません。


一方の七尾は北野亨(滝藤賢一さん)の手術は結局受けませんでした。


音楽家として、例え日常の音が聞こえるようになったとしても、ピアノの音は正確に聞き取ることはできません。


それは、七尾にとって何の意味も無いことだったのです。


それ以上に七尾が大切にしていたことをピアノの演奏のシーンに合わせたセリフの中で語ります。


すごく感動したので、引用させてもらいます。


私の耳には聞こえませんが、私の頭の中では、確かに音が鳴っている。

その人の耳に、心に、私のどんな音が届いているのか。

私には、確かに聞こえるのです。

その人の心に届いた、私の音が。

それこそが、音楽家としての人生を選んだ私にとって、かけがえのない、至福の時。

※ドラマ内のセリフを引用


今回の第7話の中では、このセリフがすべてを物語っていると言っても過言ではないのでは?と思います。


例え耳が聞こえなくても、自分の演奏が物理的に音として聞こえなくても、「その人の心に届いた、私の音」が聞こえてくることが、至福の時であるというのは、他の誰でも内自分自身の幸福を見つけた人であるという事を表しています。


他人と比較しない自分だけの幸せにこそが、本当の幸せであることが伝わってきます。


同時に七尾は本当の幸せを見つけた人であるからこそ、(ドラマ内の話ですが)世界中で感動を与えるピアニストたり得るのだと思いました。


「耳が聞こえないから商品価値が有る」と言っていたマネージャー安原邦治(みのすけさん)のセリフは、現代の資本主義の中での金銭的価値だけにしか目が向いていない人を痛烈に批判するものであるとも思います。


誰と比較する必要もなく、自分の幸せは自分が決めるという確信の大切さを教えてくれた気がします。


また、世界の北野が音が聞きたいという人がいるのに、そのチャンスを棒に振る七尾に対して、「傲慢だ!」と痛烈に罵倒するシーンもありました。


これは、マネージャーの話を聞いていた事もあるからだと思いますが、七尾とのコミュニケーション不足故に出た言葉だと思います。


私を含めて現代の多くの人が、自分の幸せや他の多くの人の「良い」「当たり前」とされる事が幸せだと言う人がいます。


世界の北野もきっと七尾の幸せを願う心からの言葉だとは思いますが、七尾の本心がその時点では伝わっていません。


最後の七尾の演奏を実際に聞いた北野は、きっと耳が聞こえないという選択も有りだと思ったに違いありません。


ドクターX4での、世界の北野は恐らく腕は確かに天才的なのは間違いないと思いますが、未知子に遅れをとるのは患者とのコミュニケーションが圧倒的に不足している(もしくは未知子が圧倒的に患者を観ている)からではないでしょうか?


ドクターXシリーズの第1期からそうですが、未知子の患者を観る・コミュニケーションを取るという姿勢はズバ抜けていると思います。


それだけ人と対峙できるのは、自分の価値観と他人の価値観は違うということが当たり前に思えているからだと思います。


逆に言えば、それだけ自分の価値観をしっかり認識しているということも言えます。


どのようにしてそれを体得していったのかは分かりませんが、神原晶(岸部一徳さん)との修行の中や、手術という実践の中で磨かれていったことは間違いないと思います。


七尾も耳が聞こえないというハンディを背負うことになっても、実践の中でこの世で唯一自分だけができる事を実践の場で追求していった結果、例え耳が聞こえなくとも、「その人の心に届いた、私の音」が聞こえるようになったのだと思います。


長くなりましたが、「自分が生きるのはなんのため?」という人生のテーマについて考える機会が少ない昨今の中で、静かな問いを投げかけた第7話。


最高でしたね。


ここも見逃せない!

ここまでは、価値観というテーマで書きましたが、ドラマ自体についての感想も書きたいと思います。


本当には、この部分だけでも十分な感想がかけるんですけど、一歩深い部分についても書かずにはいられませんでした。


ということで、ドラマについての感想です。


集団行動のクオリティ高っ(笑)

今回もネタが豊富なドクターX(笑)


放送前から話題になっていた日体大仕込みの集団行動の大名行列も、公開されていた映像よりクオリティの高い映像で見ると迫力がありました。


最初に外科と内科の行列が細い廊下ですれ違う所から始まり、黄川田高之(生瀬勝久さん)の号令は集団行動そのものです。


正面だけではなく、各科の正面や、上部からの視点も撮影されてて迫力があります。


日体大の清原監督が絶賛しただけの事はありました。


見納めになるのが勿体無いですが、次回作でもレベルの上がった集団行動に期待したいですね(笑)


世界の北野がいい感じに(笑)

今回の第7話では、世界の北野こと北野亨のキャラというか、人間性が徐々に露わになってきた感じがしませんか?


冒頭から、蛭間重勝(西田敏行さん)に、文句を言ったり、七尾の手術を担当するようになったものの、耳の手術は初めてで不安になっていました(笑)


助っ人になってくれる原守(鈴木浩介さん)に中々正直にフォローを頼めない感じや、未知子が助手になってくれる?と期待した様子からはこれまでに無かった弱い一面も見れました。


また、一番人間性が出たのは、七尾が手術を受けないと言った時の「あんた傲慢だよ」というシーンだと思います。


“普通なら”耳が聞こえるという事は喜ばれるのに、七尾はそれを望まない。


きっと北野はこれまでの自分の手術の成功体験を否定されたと思ったのかもしれません。


「自分の手術は必ず患者を満足させる」という自負が崩れたのですからね。


でも、どこかで自分がこれまで価値観の一方的な押し付けをしてきた事に疑問を持ち続けてきたことがあったのではないでしょうか?


卑下されてきた境遇から、自分だけの力で世界の北野へと登り詰めてきた自負は、「自分のやり方は間違えていない」、「俺のやることは正しい」、「人は自分を真似るべきだ」という言葉を自分に言い続けてきたように感じました。


また、七尾の話しになってしまいますが、七尾の姿に感動したのはここもあります。


世界の北野が七尾のコンサートに来ていたのは、きっと七尾からチケットが届いたからだと思います。


暴言を吐いた北野に言葉で対立するわけでもなく、自分の演奏を通して北野に価値観の違いが当たり前であることを伝える七尾。


同時に、「私の信念は間違っていない。でも、あなたの信念も正しい」と七尾はピアノの演奏に込めていたように思います。


考え過ぎですかね(笑)


いずれにしても、世界の北野の人間性がたくさん見えたのは嬉しかったですね。


今後に期待が更に高まりました。


原守がいい塩梅(笑)

そんな世界の北野の同期である原守は、今回いい働きをしてました(笑)


困っている世界の北野を見つけて、少し嬉しそうだったし、七尾に対して北野が「金儲けできないからだろ?」と聞くシーンでは、「もう黙れ」とツッコミを入れるなど、いいところで良い感じにボソっとツッコム原守に癒されました(笑)


癒やしの院長蛭間(笑)

癒やしと言えば、今回の蛭間はおとなしかったですね(笑)


これも西田さんの演技の幅があるからだと思います。


第5話で論文盗用が発覚して、内科と外科の両部長を土下座させた時の迫力は、めちゃ恐でしたもんね。


それに比べて今回は、晶さんから七瀬の手術の変わりに美談の掲載をするという話のところで可愛い一面が見れました。


七瀬の手術について今回のメロンも高くつきましたね、と南幾子(草刈民代さん)に言われます。


これに対して蛭間は、

「あぁ。でも、平気。食べちゃうんだ、まるごと(笑)」

と答えます。


もう可愛いのなんのって(笑)


第6話の最後は海老名敬(遠藤憲一さん)に対して嫌な奴感丸出しだっただけに、ギャップ萌えでした(笑)


今回の勝手にMVPは知英さん!!

第7話の中で、個人的にMVPをあげたい(何様w)と思ったのは、七瀬由香を演じた知英さんです。


KARAでの活動以降はそこまで知英さんを見る機会がなく、出演についてもそこまで大きな期待感は正直ありませんでした。


でも、今回の七瀬役は知英さん以外にはもう考えられません。


何が良かったのか?と考えてみると、一つひとつの仕草や声が個人的にビビビっときたんですよね。


仕草で言えば、顔の痛みを訴えたシーンでは、顔をさすって「ふぅー」と一息つくところなんかは、本当に痛みと落ち着いて和らいだ感じが伝わってきました。


手話も自然にやっていたし、なんか七瀬として自然体な感じがしたんですよね。


それから、耳がきこえるようになってからの七尾のコンサートのシーンは最高でした。


七尾と七瀬が見つめ合って、笑顔の後に涙を流すシーンはもう私もポロポロ泣いちゃいました。


知英さんがどれくらい演技の練習をしているのかは想像もつきませんが、ものすごく自分の中でリハーサルやイメトレをしていたんじゃないかな?と思います。


セリフを言うスピードも遅くは無い程度にゆっくりで、純粋に七尾を思うやさしい七瀬という印象にピッタリだと思いました。


他の作品も観よと思います。


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まとめ

さてさて、長くなり過ぎましたがドクターXの第7話の感想をつらつらと書かせて頂きました。


過去の記事では、これほど感想は書いていなかったんですけど、どうしても言葉にして残しておきたいなぁと思ったんですよね。


これだけメッセージ性の高いドラマは最近見た記憶がありません。


脚本家の人の力量と役者さんたちの力量が高いレベルで融合するからこそ、これだけの作品が出来上がるんでしょうね。


ちなみに、ドクターXの音楽を担当する沢田完さん(@sawadakan)に、第7話の感想を聞いたところ返事が頂けました。


音楽家の沢田完さんにどうしても感想が聞きたかったので、すごく嬉しかったです。


沢田さんにとっても、第7話は感慨深いものだったようです。


沢田さんが作曲されたドクターXの音楽は、ドラマの中でそのシーンと一体感があると思います。


ほのぼのしたシーン、シリアスなシーン、危機を乗り越えたシーンなど、ドラマの展開のアップダウンは沢田さんの音楽抜きは考えられないと思うことさえあります。


どれ一つ欠けてもドクターXになりえないと思うのは、私だけではないはず。


未知子や七尾のように、自分の価値観を信じて作品を作るドクターX。


次回の第8話も楽しみすぎます!


では!