ドクターX 2013 第九話最終回の感想【シーズン2】※ネタバレ有り

ドクターX2013の第九話最終回の感想を書きたいと思います。

今回のお題は、

「患者さんにとって、オペは最後のチャンス。だからそれに勝ち続けること。それが私の夢。」

です。


いよいよシーズン2の最終話になりました。

前回は、蛭間の娘の裕華子の手術を近藤は極秘に未知子へ依頼し、手術の冒頭を未知子が担当しますが、最終的には近藤が自身の過去の失敗を乗り越えて裕華子の手術を成功させます。

しかし、その事が蛭間の耳に入ってしまったのです。

早速あらすじと感想を書いていきたいと思います。


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上がダメなら更に上に

蛭間が九留美ちゃんの手術については、帝都医大で行うことを許さないと未知子に伝えます。

約束が違うと怒る未知子ですが、蛭間は裕華子の手術は未知子が執刀すると言ったのに、結局は近藤にさせたのだから約束を破ったのはそちらだと、未知子の要求を突っぱねます。


何も言えない未知子は、頭を下げて手術をさせてくださいとお願いします。

きっと、近藤が手術を成功させることが出来たのも自分のアドバイスがあったからだと言っても良かったかもしれません。

ってか近くで見てた近藤も、未知子のアドバイスがあったからだと言うことは出来るじゃんと思いましたが、主任教授選が近いので、難しい手術を容認する方向へ話を進めることが出来なかったんでしょうね。


未知子は何度も頭を下げますが、蛭間は聞き入れません。

諦められない未知子ですが、打つ手がありません。


晶さんからは手術のことは諦めらめなさいと言われますが、未知子は疑問に思っていたことを晶に聞きます。

それは、誰が高松の分院に送ったのか?という事。

自分と九留美ちゃんが出会ったことはどう考えても偶然とは思えないと、晶さんに詰め寄ります。

未知子の追求に観念した晶さんは、ある人の元を訪れるように言います。


未知子が向かったのは瀟洒なオフィスビルの一室。

そこに居たのは、東帝大学病院の院長である蜂谷宗造(古谷一行さん)と名乗る人物でした。

更に奥に進むと、奥には毒島が居たのでした。


未知子を高松の分院に送り、九留美ちゃんと遭遇するように仕向けたのは、毒島だったのです。

未知子は九留美ちゃんの手術をしようとしたが、蛭間の許可が降りずに手術ができないことを伝えますが、帝都医大は東帝大学病院から見れば子会社も同然だと言われます。

そして、蜂谷から蛭間の元へ電話が入ります。

未知子に九留美ちゃんの手術をさせるようにと。。。


再び未知子は帝都医大の本院に戻り、九留美ちゃんの手術をすることになります。

九留美ちゃんの手術では、一度内蔵を取り出してから腫瘍の除去をする必要があり、それには海老名、鷹野、近藤を助手にして手術が必要であることを告げ、蛭間に頭を下げさせて承諾させます。


その話を聞いていた馬淵は何があったのかを蛭間に聞きます。

蛭間は、東帝大学病院の蜂谷院長から直々の依頼があったことを告げます。


ただ、一筋縄ではいきません。

九留美ちゃんの手術が万が一上手くいかない場合には、手術を強行させた蜂谷に責任がある。

そうなれば、東帝大学病院の院長のポストが空く。

蛭間はなんとしても、九留美ちゃんの手術成功を阻もうと考えるのでした。

ここまで来ると医者としてのモラルの欠如に閉口しちゃいますね・・・。


九留美ちゃんのカンファレンスが行われて、海老名、鷹野、近藤への指示が行われます。

世界でも3例目、日本では初となる手術に三人は前向きでいます。

長時間に渡る手術が出来る日があるのか?という質問が出ます。

事務長に聞くと、事務長から手術の日程が告げられます。

しかし、その日はあろうことか主任教授選の日程と同じ日だったのです。


九留美ちゃんの手術には三人が不可欠なのに、その三人は主任教授選に出る身。

誰がこんな日程を組んだのか?

言うまでもなく蛭間が仕向けたことだったのです。


教授たち三人が手術できないとなれば、一人でもやるしかない。

そう思った未知子は城之内と一緒に制限時間内に手術を完了させることが出来ないかをシミュレーションしますが、どうしても時間が足りません。


そこへ現れたのは、御意三兄弟の弟二人や研修医たちでした。

三人の教授たちが居なくてもなんとか手術をしなくてはいけない。

また、他の病院で腕の良い外科医を呼ぶことができないかとの話もありましたが、未知子は初めて一緒に手術をするよりも、一度でも一緒に手術をしたことあるメンバーが良いと言います。

結局は、三人の教授を除いたメンバーで手術をすることになります。


自分の意志が未来を掴む

九留美ちゃんの手術が始まる一方で、時を同じくして主任教授選も始まります。


主任教授選が行われる部屋では、近藤から一人ずつ決意表明を発表していきます。

近藤の発表終わり席に戻ると、鷹野から海老名は自分の票を近藤に譲ることにしているとの話を聞きます。


実は、鷹野と海老名は主任教授選の前に、二人で飲みに出かけて、鷹野は海老名からその事を聞いていたのでした。

鷹野は、海老名に蛭間のことは好きか?嫌いか?と問います。

海老名は、「嫌いだ」と鷹野に告白します。

そして、鷹野から二人で蛭間を失墜させようと話すのでした。


鷹野から話を聞いた近藤は、席を立つと出口へ向かい「主任教授選は辞退します」と言い残して、九留美ちゃんの手術の応援に向かうのでした。


ざわめく主任教授選の会場。

蛭間もこんな屈辱はかつて受けたことが無いと憤ります。


事務長から鷹野に主任教授選への決意表明を促されます。

鷹野は、今、時を同じくして九留美ちゃんの手術が行われており、世界でも3例目の手術が行われていることを話します。

一外科医として、主任教授選に残ることと、手術の場に参加するのはどちらが有意義なことなのか?そう言うと、鷹野も主任教授選の会場から飛び出していきました。

鷹野も自らの意思で九留美ちゃんの手術に向かったのです。


これには馬淵も笑うしかありません。

蛭間は唯一残った海老名に対して、近藤に入れるはずだった自分の一票は海老名に一旦返すことを告げます。

また、この場に残ったことだけは評価できる。今後は、海老名を主任教授に推薦するかもね、と言います。


一方の未知子たちは、近藤の応援が入るもやはり人手が足りずにみんなが慌てふためいていました。

そこへ、鷹野が現れて手術を手伝わせてもらうよと言い、早速摘出された臓器の腫瘍除去に取り掛かります。


もう一方の海老名は、自分はどうするのか?蛭間を裏切って手術に参加するのか?外科医として手術に参加するのか?で迷いトイレに籠ってしまいます。

しかし、蛭間から言われたことを思い返す内に、蛭間は今後の自分のことについては「かもね」止まりで、何も保証していないことに気が付きます。


九留美ちゃんの手術に来た海老名。

膵臓の処置はまだなんだろ?と御意三兄弟の弟たちに聞くと、もう手術の山場は超えて人手は足りていることが告げられたのです・・・。

固まる海老名・・・。時すでに遅しでした(泣)


未知子たちは、体外にて腫瘍を除去した臓器を戻して、血流再開まで進みました。

そして、血流が再開されて各臓器に血流が行き渡り、色が戻っていくことを確認。

手術は成功したのでした。


最後の縫合を終えて手術室から退出しようとした時に、近藤、鷹野をはじめみんなからお疲れ様でしたと言われる未知子。

未知子も一緒に手術をしたメンバーを見渡して、

「ありがとう」

と、言い残して部屋を出るのでした。


自分の意志で主任教授選を降りた近藤と鷹野は世界的な手術に参加。

しかし、出遅れた海老名は結局何も出来ずに終わってしまいましたとさ。


飛び立つ未知子

手術を成功させた未知子について、蛭間は正式に帝都医大の外科医として迎えることを晶さんに告げます。

そして、その金額として契約金として5000万!更に年俸として前払いで5000万!合計1億円のオファーをします。


名医紹介所では、晶さんと未知子が契約について話しています。

正式に帝都医大に所属すれば、その契約金で借金がすべて返済出来ることを知っている未知子は、そのオファーを受け入れることにしました。


「反抗しないのね?」という晶さん。

これで未知子は自分の元から離れていく。子を見送る親のような思いで未知子を抱きしめます。


帝都医大では、蛭間が九留美ちゃんの手術が行われたことに関して記者会見を行っていました。

記者からは手術を担当したのはフリーランスの外科医だったのか?という質問があります。

しかし、未知子は既に医局に迎えていたので、正式な帝都医大の外科医であると言います。

蛭間はその未知子を呼びますが、姿が見当たりません。


その時、蛭間のPHSが鳴ります。

メールを見ると未知子からで、一言、

「いたしません」

とのメッセージが入っていたのでした。


担当した外科医が誰なのかを問われた蛭間。

とっさに目についた海老名の名前を呼びます。


海老名も分けわからずに記者たちの前に出てきます。

そして、九留美ちゃんも出て来て一緒に写真を撮ろうとしますが、九留美ちゃんからは「誰この人?顔が恐い~」と言われてしまいます。

良かったのか悪かったのか、九留美ちゃんの手術をしたのは海老名として世間に発表されたのでした。


記者会見の後、自分の部屋に戻った蛭間。

そこには、先輩である毒島と馬淵の姿がありました。

未知子が手術できたのは、毒島の根回しがあったことに気がつくのですが、毒島は根回しの為に未知子と九留美ちゃんを引き合わせたのではないと蛭間に言います。


そして、毒島は未知子と会って何かを思い出さないか?と蛭間に問います。

困惑する蛭間。

毒島は、蛭間に「医者であることを思い出さないのか?」と言って、部屋を出ていきます。


馬淵も昔はカッコ良かったのにと蛭間に言います。

自分はパリの永住権を取得したので、日本には戻らないと言い残して部屋から出ていきます。


秘書が持ってきた封筒を開けて中身を見た蛭間。

そこにはなんとなんと、理事会において満場一致で蛭間の解雇が決定した事が記載されていたのでした。

憐れ、蛭間・・・。


場所は変わって名医紹介所。

未知子を除いたメンツで麻雀が行われています。

自分も混ぜて~と言いますが、晶さんは一億円を蹴った未知子を相手にしません。


そこへ一本の電話が、晶さんが一億円を蹴った未知子宛てに依頼が来たわよ!と未知子に告げます。

それは、タイのお金持ちからの手術の依頼でした。

お金持ちからの依頼ということで喜ぶ晶さん。

「タイへ飛べ~」

と、未知子をタイに行かせるのでした。


タイの豪邸についた未知子。

そこで自分の最愛の息子の手術をして欲しいと頼まれますが、その息子はなんと小さなネズミだったのです。

しかし、さすが大門未知子!

タイ語でネズミの手術も

「失敗しないので!」

と自信満々に言うのでした。


まとめ

シーズン2の最終話は涙無しでは見られませんでした。

特に、近藤と鷹野が主任教授選を抜けて、手術を行う未知子の元へ見参した所です。


二人が主任教授選という政治ではなく、一人の外科医として自らの意思で未知子の応援に向かう姿は、現代の日本のやりたい事があるのに、何らかのしがらみで身動き取れないでいる人に希望を与えるようにさえ感じました。


その逆に海老名からも学びがありました。

行動が遅くなれば結果的に自分の意志では何も手に入れることはできない。

そんな事を現していると思ったのです。


自らの意思の無い結果は、良くても悪くても結局自分の中で淀みを残すだけだと思います。

海老名については、それを高度に自己処理できるから(?)シーズン3でも活躍できるかもしれませんが(笑)


最後に大門未知子については、世界でもトップクラスの腕を持ちながらも、安住することなく九留美ちゃんの難しい手術を、師匠の晶さんに止められてもやろうとします。

この姿勢には、常に現状の外を目指していく意思があると思いました。


なぜそれができるのか?

それは、未知子が掲げる夢の大きさにあるのではないでしょうか?

「患者さんにとって、オペは最後のチャンス。だからそれに勝ち続けること。それが私の夢。」

このとてつもなく大きな夢があるから、安住するのではなく常に現状の外へ外へと果敢に挑戦していけるのだと思います。


私は、誰もが未知子のようになれると思います。

未知子にとっての現状の外の一歩も、他の誰かの現状の外の一歩も変わりません。

誰にとっても現状の外とは、未知なる一歩です。

達成できるのか?できないのか?は、自分の解釈でしかありません。


仮に未知子が今回の九留美ちゃんの手術を失敗したとします。

しかし、それが失敗になる時は、未知子がメスを捨てた時だと思います。

メスを持ち続けるなら九留美ちゃんの手術だけは失敗かもしれませんが、九留美ちゃんと同じ病気を治すという目標においては失敗ではないと思います。


もちろん、未知子は患者にとって最後のチャンスであることを誰よりも知っているからこそ、失敗しない手術ができるのかもしれませんね。

次のシーズン3も楽しみ過ぎます!


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