ドクターX2014

ドクターX 2014 第八の感想【シーズン3】※ネタバレ有り

ドクターX2014の第八話の感想を書きたいと思います。

今回のお題は、

「…待つ」

です。


今回は、子を持つ親ならば涙なしには見れない回ではないでしょうか?

更には、晶さんと未知子の信頼関係の根幹を見ることができると思います。

早速あらすじと感想を書いていきたいと思います。


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待てない女・待つ男

国立高度医療センターの中では、未知子が検査結果を聞いたり、指示をしたり、何かと忙しくしています。

看護師たちへも次々に指示をしていきますが、白木看護師長からはそんなに次々に言われてもできない!と言われますが、「待てない!」と言い残していきます。


一方で、こちらも忙しそうな海老名。

資料をかき集めて急いで何処かへ向かっています。


廊下で未知子と遭遇し資料を落としてしまいます。

慌てて拾った海老名がまたどこかへ向かおうとすると、未知子が一冊の可愛らしいノートを拾います。

海老名に落としたよと言う未知子ですが、そんな可愛いものは私のじゃないという海老名。

納得ですね(笑)


急いでいた海老名が向かっていたのは、天堂総長の部屋でした。

9時に天堂と会うアポイントを取っていた海老名が部屋の前に来ると、中から声が聞こえます。

声の主は、西京大学から来た富士川でした。


秘書の井川に「俺が9時にアポ取ったんだ」と言いますが、井川はあくまで冷静に「待ちますか?」と聞きます。

おとなしく部屋が空くのを待つ海老名。

中から天堂が出てくると、事前に伝えてあった論文の件の話をしようとしますが、時間が無いと断られてしまいます。


富士川は、天堂に対して有名人の手術を、他の病院から移して国立高度医療センターで手術を受けさせることを伝えていました。

メディアからも注目を受けるであろう手術を持ってきた手柄は大きく、ご機嫌な富士川でした。


一方の未知子は、ノートの中身を見てあることに気がつきます。

富士川が誘致してきた患者のカンファレンスが行われている所へ未知子が入ってきます。

そこで、ノートの持ち主を探していると言います。

ノートの中に書いてある記述から病気を推測。

これを聞いていた富士川が答えます。


そのノートの持ち主は、かつて談合坂が担当していた八田ちひろ(小林星蘭さん)ちゃんのものだったです。

富士川は続けてちひろちゃんが患っている病気を未知子に伝えます。

手術だけでは助からない状況の為、他院へ転院させようとしていたのです。


未知子は自分が手術をすると天堂に訴えます。

富士川にも手術ができない手術をして、富士川の鼻を明かしたいということでもなく、ただただちひろちゃんを助けたいという未知子。

どうやって治すのか?と問う富士川に対して未知子は、生体肺移植をすると言います。

しかし、状況は未知子が考える以上に困難な状況でした。


未知子が部屋を訪れてノートをちひろちゃんに渡します。

このノートはチューブを挿している為にしゃべられないちひろちゃんの筆談用ノートだったのです。


お礼を伝える母の八田和美(堀内敬子さん)

ちひろちゃんの病気を治すには生体肺移植しかないことを伝えます。

ただ母の和美はちひろちゃんと血液型が異なる為、肺移植ができません。

父親の存在については、和美から事故で他界しているとの話を聞かされます。


和美の親戚にドナーになれそうな人がいないかを看護師たちに聞いて回る未知子。

しかし、お金の問題などで親戚とは疎遠になっていることがわかります。


未知子が廊下を歩いていると同じ所にちひろちゃんのノートが捨ててありました。

ノートを持って病室を訪れた未知子が何故ノートを捨てるのかを聞きます。

しかし、ちひろちゃんはノートに「すててください」と言うのみ。

そこには、母親思いの気づかいがあったのでした。


紹介所に戻った未知子がノートを見ていると、一人の来客がありました。

紹介所に来たのは、海老名でした。

海老名は、未知子が富士川が放棄した患者の手術をしようとしていることを知っており、手術するなら自分が執刀医になってもいいし、なんなら未知子を助手につけても良いと言います。

未知子は「いたしません」と一言バッサリ。


やりとりを見ていた晶さんが海老名を銭湯に誘います。

海老名は、幾度も天堂の元を訪れるも、会う機会に恵まれず、先を行く富士川に焦っていたのでした。

そして、富士川の鼻を明かしてやりたいと思い未知子にちひろちゃんの手術の執刀医を変わってもらおうとしていたのでした。


しかし、晶さんは海老名の物言いに対して、なぜ未知子がいつも「失敗しないので」と言うのかを海老名に説きます。

未知子が「失敗しないので」と言うのは、覚悟の証。

医者は失敗したら次に失敗しないようにすればよいが、患者は失敗できない。

そんな思いにたいする覚悟だと晶さんは言います。

そして、そんな覚悟を持って手術に臨んでいる未知子に対して、「執刀医になってやってもいい、助手にしてやってもいい」というのはいい加減して頂きたいと海老名を叱る晶さん。


晶さんの話に落ち込む海老名。

優しい晶さんは、海老名に対して「待つ事も大切ですよ」とアドバイスをするのでした。


待つ女・待てない男

とある喫茶店で一人の男と一緒にいる未知子。

実は、この男は事故で他界したと思われていたちひろちゃんの父である八田邦夫(石井一孝さん)だったのです。


邦夫はギャンブルで借金を作り、7年前に蒸発。

最近になってタクシー運転手として、ようやくまともな生活ができるようになった時に、親せきにちひろちゃんの病気の事をきいたのでした。

いてもたってもいられなくなった邦夫は和美の居ない間にちひろちゃん会いに行きます。


誰のことか分からないよね?という邦夫に対してちひろちゃんは、「お父さん」とノートに書きます。

そして、何かあったら連絡をしてとそのノートに自分の電話番号を書いていました。


ちひろちゃんがノートを捨てていたのは、この番号を母の和美が見つけないようにという気づかいからでした。

未知子は逆にちひろちゃんのドナーとして可能性を考えて、邦夫に連絡を取っていたのです。

一通り話を聞いた未知子(ほとんど手術の事を考えていたようですが)は、邦夫を病院に連れていくことにします。


病室でノートがなくなった事に気がついた和美がちひろちゃんにノートの事を問いますが、突然苦しみだすちひろちゃん。

事態は一刻の猶予も無い状態でしたが、未知子は和美に匿名でドナーが見つかったことを告げます。


未知子は医局でちひろちゃんの手術の話をします。

そして、助手を担当するものを募ります。手を挙げたのは、海老名でした。

海老名は原守を第二助手に指名し、未知子は加地先生をドナーの肺グラフトの摘出に指名します。


手術が決まり準備をする海老名の元へ秘書の関ヶ原が来て、天堂から連絡が入っていると告げます。

天堂は体が空いたので、以前に海老名話したいと言っていた論文について聞きたいと言います。

時間は午後6時。手術がささっと終われば間に合うと踏んで、海老名は関ヶ原にレストランの予約をします。


一人ウキウキな海老名。

まるで好きな人とのデートが決まったようなウキウキ感が伝わってきます(笑)

そして、ちひろちゃんの手術が始まりました。


ちひろちゃんの右肺を全部摘出し終えてからほどなく、移植用の肺が運び込まれます。

気管支の縫合など右肺の移植が完了して、血流の再開と共に空気を肺に送ります。

最初は、次第に赤みを帯びて正常に機能していることが確認できたのですが、移植した右肺が膨張してちひろちゃんの胸の中に納まりきらなくなってしまったのです。


検査の結果を見ても異常無し。

左肺を摘出するという案も出ましたが、異常の無い左肺は温存する事を未知子は譲りません。

このままでは閉じれない未知子が下したのは「待つ」という事でした。

30分待って検査をしてみようという事で手術室から出ていってしまいます。


ここで慌てたのは、助手を務める海老名でした。

天堂との会食が控えており、早く手術を終えなければ間に合わないと焦っていたのでした。


焦る海老名をよそに未知子は、ただ待つことしかしません。

刻一刻と約束してる6時が近づいてきます。

ここで海老名は晶さんから言われた、待つことも大切という言葉を思い出します。


結局6時は過ぎてしばらくした時に、助手の原守が未知子を呼びにきました。

なんと、奇跡的に肺が小さくなっていたのです。

右肺も胸の中に納まり、無事手術は終了したのでした。


天堂は海老名が予約したレストランで手術の報告を受けます。

そこに一緒に居たのは富士川でした。

天堂は富士川に、日本における研究論文は世界トップクラスだが臨床データが圧倒的に不足し、腕のあるドクターが居ないことを話します。

しかし、大門未知子という外科医の腕があれば、臨床のデータも取ることができ、世界に名だたる成果を世に広めることができると言うのです。

富士川も大門未知子の扱い方を理解したという一方で、自分よりも腕の良い未知子に対して激しく嫉妬するのでした。

この時の、古田さん演じる富士川の悔しそうな表情は見事でしたね。

一方の海老名は、心を入れ替えたのか「待てば海路の日和あり」の言葉を胸に、ただ待つだけじゃなくて積極的に論文を書いていく事を決意するのでした。


今回も晶さんが天堂の元を訪れて、請求書とメロンを渡します。

手術費が今回も1000万円と驚きの金額です。

そこへ未知子がやってきますが、天堂は自分が招いたと言います。

そして、これまでの契約を一旦見直したいと言い、なんと契約金を倍にすることを約束します。


今回のちひろちゃんの手術にしても見事なもので、臨床データを得る事に弱い日本において、手術マシーンとしてこれからも国立高度医療センターで日本の医療に貢献してもらいたいと言います。

晶さんにはその為のメンテナンスをしっかりと行うように伝えます。


普段何事にも感情的にならない未知子も手術マシーンという言葉は引っかかったようです。

自分をただ臨床での症例を増やすだけのマシーンなんて言われて喜ぶ人はいないですよね。

看護師を気づかったり、正当な評価を下すことできた天堂も少しずつ歯車を狂わせ始めていたのかもしれません。


今回は、仕事ができる人できない人についても描かれていたのかな?と個人的には思いました。

普段は、お肉が来ることも待てない未知子ですが、必要な時には「待つ」という事ができるのは、大切だなと思いました。

逆に、いつもは待っているのに必要な時に待てないというのも海老名の姿を通して描かれていたと思います。


何かと勉強になるドラマだなと思ったのでした。


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